法律の運用ということについて
法律の運用ということについて

国際法と国内法律の関係

大学時代に、法学部で国際法を履修しました。単位は取りましたが、今ひとつ国内法律との優劣の関係がよく分かりませんでした。国際的な条約であっても、国内で承認が得られなければ承認されないということもあります。例えば、かつて第一次世界大戦後に、当時のアメリカ大統領の提唱によって設立された国際連盟に、そのアメリカが参加することはありませんでした。これはアメリカの議会が否決したからにほかなりません。このことから考えると、国同士の取り決めである条約であっても、あれはあくまでも時の政権が締結したもので、国内的に必ずしも批准されるとは限らないということがわかります。

と言いつつも、現在は、国際法は憲法よりも劣るけれども、法律よりも上位であるという考え方が支配的なようです。経済に関する条約もそうですが、排他的経済水域に関する条約を守らなければ、他国からの非難を免れ得ません、一方で、人権に関する条約などは、批准をしない国もあったりします。最終的には、法の拘束力があるか否かにかかってきます。国内法律であれば、その背後に公権力がありますので、強制力が担保されていますが、国際法の世界ではそうではありません。国際司法裁判所もありますが、片方が提訴しても、片方が応訴しなければ裁判にならないということで、その効力に限界があります。

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