法律の運用ということについて
法律の運用ということについて

労働基準法と労災法という法律の関係

働くことに関する最も基本的な法律が労働基準法です。この法律をベースとして、労働契約法や男女雇用機会均等法などの法律と合わせて働く人の権利がいろいろ守られているのです。その労働基準法の考えを支える法律の一つに労働者災害補償法という法律があります。労災の法律と言った方がわかりやすいでしょう。

労働基準法では、もし業務中に業務が原因でけがや病気になった場合には、事業主がその人に対してその補償を全額しなければならないとされています。医者に行ったらその費用、不幸にしてお亡くなりの場合にはその遺族への補償、すべて事業主がやらなければならないのです。しかし、小規模の事業所の場合は、そういった補償が多額になると事業者自体が倒産などしてしまうことがあり、結局補償が続かないという状態になります。

それでは意味がないので、小規模な事業所でもその労働基準法の定める義務が果たせるように、国として保険制度を作ったのです。小規模の事業者でも一定の保険料を支払えば、その従業員が仕事中にけが等をした補償を労災保険から受けられるようになったのです。法律という体系は面白いもので、憲法というおおもとがあり、そこから具体的になっていき、実現の具体策まで落とされていく段階で法律が増えていくということがよくあるのです。

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